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文科省：小学校の授業増やす　早くても４年後に

　小学校(しょうがっこう)で国語(こくご)や算数(さんすう)などの授業時間(じゅぎょうじかん)が増(ふ)えることになりました。「子(こ)どもの学力(がくりょく)が落(お)ちている」という指摘(してき)があるためです。授業時間(じゅぎょうじかん)はこれまで減(へ)ってきたので、増(ふ)えるのは三十年(ねん)ぶりです。ただし実際(じっさい)に増(ふ)えるのは、早(はや)くても二〇一一年春(ねんはる)、今(いま)の二年生(ねんせい)が六年生(ねんせい)になる時(とき)からです。

　授業時間(じゅぎょうじかん)を増(ふ)やそうと、文部科学省(もんぶかがくしょう)（国(くに)の役所(やくしょ)）が考(かんが)え、八月(がつ)三十日(にち)、専門家(せんもんか)が集(あつ)まる中央教育審議会(ちゅうおうきょういくしんぎかい)の会議(かいぎ)で、ほぼ認(みと)められたのです。

　●主(おも)な４教科(きょうか)と体育(たいいく)を

　低学年(ていがくねん)では国語(こくご)、算数(さんすう)、体育(たいいく)▽中学年(ちゅうがくねん)では国語(こくご)、算数(さんすう)、体育(たいいく)、理科(りか)、社会(しゃかい)▽高学年(こうがくねん)では算数(さんすう)、理科(りか)、社会(しゃかい)－－の授業(じゅぎょう)を約(やく)一割増(わりふ)やします。

　●高学年(こうがくねん)では英語(えいご)も

　これとは別(べつ)に、高学年(こうがくねん)では英語活動(えいごかつどう)（週(しゅう)一時間程度(じかんていど)）が始(はじ)まります。英語活動(えいごかつどう)は今(いま)もかなりの学校(がっこう)が「総合的(そうごうてき)な学習(がくしゅう)の時間(じかん)」などに取(と)り入(い)れていますが、すべての学校(がっこう)で始(はじ)まることになります。

　●総合学習(そうごうがくしゅう)は減(へ)らす

　増(ふ)える勉強(べんきょう)はどんな時間(じかん)を使(つか)うのでしょうか。一(ひと)つは、三～六年生(ねんせい)の総合学習(そうごうがくしゅう)を今(いま)の週(しゅう)三時間程度(じかんていど)から週(しゅう)二時間程度(じかんていど)に減(へ)らして、その時間(じかん)を使(つか)います。夏休(なつやす)みを縮(ちぢ)めたり、朝(あさ)の十分間読書(ぷんかんどくしょ)の時間(じかん)も使(つか)うよう学校(がっこう)に求(もと)めるそうです。

　すべての授業時間(じゅぎょうじかん)を合(あ)わせると、低学年(ていがくねん)は一年間(ねんかん)に七十時間(じかん)、中高学年(ちゅうこうがくねん)は三十五時間程度増(じかんていどふ)えることになります。

　これらを実施(じっし)するため、文科省(もんかしょう)

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